例えば、私が電話で怒鳴りながら会社に向かっていたとする。
それを見た人は「怖い」とか「関わりたくない」とかマイナスな印象を持つかもしれない。
職場に着いた私は、笑顔で丁寧に接客したとする。
お客様は「うれしい」とか「感じがいい」とかプラスな印象を持つかもしれない。
ただの通りすがりでも、その人に対して何かしら感じることもある。
しかしその時の印象だけが、その人の全てではないと私は思っている。
側面をほんの少し見ただけなのだ。
なので、一瞬だけの印象で誰かを評価したり、「こういう人だ」と決めつけないようにしている。
色々な側面を見たはずなのに、印象がほとんど変わらない人もいる。
前職の社長がそうだった。
いつも身近な人やもの、世間や環境に不満や愚痴を言っているような人だった。
その割に改善しようと動くこともなく、反対にしなくていいようなことには積極的だった。(とあるYouTuberのアンチ活動をしていた)
接客態度を見ても、お客様に対して自慢話や子育て論を一方的に語り、時には「不妊治療した方がいいっすよ」と信じられない程失礼な発言をする有様だった。
接客は好印象を与えるために外面を作るのが一般的だが、社長のそれは私にとって非常に不愉快なものだった。
子育てを語るも、子供にエゴを押し付けてるとしか思えなかった。
この人はどの面を取ってもひとつも尊敬できないな、という印象のまま私は退職した。
側面をあらゆる角度から見て、総合的に判断する。
それをその人との付き合い方に落とし込んでいく。
人間とは良い面も悪い面もあるものだけど、やはり悪い面が多すぎる人とは付き合いたくないなと感じる。
あまりにも内面が悪いと、外を繕えなくなるのかもしれない。(社長のように)
ある意味分かりやすくて良い。
肝に銘じて、私は内面も含め良い面を多く持つようにしたい。