人の話を聞くことが好きな方ではあった。
なので聞き役としての評判は良く、高校の体育教師に全員の前で名指しで褒められた経験もある。
自分の中にない感性や経験が増えていくようで、人の話には大体わくわくした。
社会人になってからは、全員の話を真剣に聞くことはなくなった。
またこの話か、と思うことが増えすぎたからだ。
一語一句に神経を尖らせて聞いていた自分はもういない。
「同じ話を繰り返す人は利き手の反応が薄いことが原因」という言葉を目にしたことがあるが、人のせいにしないでほしい。
経験上、同じ話を繰り返す人の話題は微塵も面白くない。
反応が薄くなるのも仕方ない。
反面教師として肝に銘じよう。